楽の咬傷事件について

今回の咬傷事件は3匹の犬と3人の飼い主が関係する、複雑な内容です。
記者会見を行ったり、インタビューに答えることで情報発信をしましたが、内容の複雑さ、報道まで短時間だったこともあり、裁判内での私たちの主張と若干異なるところがあります。
複雑な内容なので、関係している犬、飼い主をアルファベットで表現します。

⚫︎原告(会見をした原告夫婦の妻)→『A』
⚫︎被害犬(原告夫婦の咬みつかれた柴犬、楽(がく)、体重6.45㎏)→『A’』

⚫︎被告(咬みついた加害犬の柴犬の飼い主)→『B』
⚫︎被告犬(咬みついた加害犬の柴犬。体重12㎏)→『B’』

⚫︎訴外(被告の友人)→『C』
⚫︎訴外犬(被告の友人の大型犬)→『C’』

  1. 2018年3月28日、17時頃、『A』と『A’』が散歩の帰り道、杉並区の公園に立ち寄った。
  2. 公園の遠方では『C’』がノーリードで走り回っていた。
  3. 『B』は『B’』のリードを持っていたが、『A』は『B’』が「過去に咬傷歴がある犬で、お尻に咬みつく」ことを知っていたので、『B’』、ノーリードの『C’』と距離を取りながら、『A’』と移動。移動中に『A』は『B』と挨拶を交わし、『C’』が当時手入れが行われていない草むら(葉がついたアジサイの木もあり)に移動して行くのを確認。
  4. 『C』が遠方に立っていたため、『A』は、『C』の友人『B』に、『C’』は排泄をしに行ったのではないかと伝える。
  5. 『B』が『A』の言ったことを『C』に伝えると、『C』は歩いて『C’』の後を追った。
  6. ノーリードの『C’』がいなくなったこと、『B’』がリードに繋がれていたこと、『B’』と距離を取りながら移動し、約8mの距離が開いていたので『A』は『B』と天候の話をした。
  7. そこへノーリードの『C’』が草むらから出て来て『B』『A』の方向に走って来た。
  8. 『B’』と『C’』はよくノーリードで遊んでいたので、『C’』は『B’』のところで止まると思っていたが、『B’』を通過し、『A』『A’』のいる方へ走り寄って来た。
  9. 『C’』にすぐに距離を詰められたので、『A』は『A’』のリードを引き、後ずさりした。
  10. 『A』は『C’』に手を突き出し「来ないで!」と言い、『A’』が『C’』に1度唸った。そのとき、『A』と『C’』の距離は約2m。
  11. 『C’』は、1度停止したが、すぐに動き出した。
  12. 『A』は『A’』のリードを引き、後ずさり。『A』は『C’』に手を突き出し「来ないで!」と言い、『A’』が『C’』に1度唸った。
  13. 直後、『A』は『A’』の悲鳴を聞き、『A’』がノーリード状態の『B’』に背後から咬みつかれたことを認識した。
  14. 『B’』は『A’』のお尻に咬みついたままはなれなかった。咬みつかれたまま『A’』は聞いたことのない悲鳴を上げ続けた。